お母さんのお腹で、
ずっと守ってくれた髪だから。

生まれてきた赤ちゃんの「はじめての髪」。
それは一生に一度だけもの。
そのやわらかさを、家族の愛とともに一本の筆に仕立てます。

工房に込めた想いと、ご家族とともに歩んできた
優しい絆の物語をお届けします。

陽の光の中の赤ちゃんと家族

赤ちゃん筆とは

お母さんのお腹のなかで10ヶ月間、赤ちゃんを守るために生えている胎毛。
これは赤ちゃんとお母さんが育んだ深い愛情の証。

赤ちゃんとご両親のエピソードイラスト

この『胎毛』には、毛先があり一度カットしてしまうと二度と生えてくることはありません。
そんな貴重な『胎毛』を使って「健やかな成長、頭脳明晰・達筆」の願いを込めて、古来より作られてきたのが胎毛筆 (赤ちゃん筆)です。

始まりは、あるお祖父さまの願いから

当時の赤ちゃん筆は、筆の産地・広島県川尻町でも、
ごく一部の方だけが知る特別のものでした。

昭和の懐かしい風景と筆

昭和53年6月。現会長(吉村光雅)のもとに、ご友人のお父様から依頼がありました。
「生まれたばかりの孫のために”胎毛筆”を作ってくれないか」と。

心を込めて仕立てた筆をお届けした日。「我が家の家宝ができた」「大きくなったときに渡してあげたいねー」と語らう幸せな表情。
ご家族にとってどれだけ特別なものかが伝わってきて、胸がいっぱいになり、こんなに素晴らしい「胎毛筆」を、多くのご家族に届けたい。
その想いが【赤ちゃん筆の光文堂】の始まりです。

一軒一軒、想いを伝えてつないだ絆

しかし、その道のりは平坦ではありませんでした。
「胎毛で筆を作るという風習」を伝えることは、想像以上に難しいことでした。

一軒一軒歩いて回る情景

理容店様を一軒一軒訪ね歩いても、「なんやそれ」「筆にして、どうするの」と心無い言葉をかけられることもありました。
それでも、何軒も何軒もお店を訪ね説明し続けたのです。

赤ちゃん筆は、ただ単に筆にしたものでなく、子の「達筆・頭脳明晰」と「健やかな成長」を願う、深い愛情が込められた一生に一度の贈り物であること。
子にとっては自分の身体の一部でつくられた「御守り」であり、親にとっては、生まれた時の感動をいつまでも鮮やかに蘇らせる「宝物」であること…。

理解してくださるお店も次第に増え、今では取扱店4万店以上。
これまでに100万本以上の赤ちゃん筆をお届けしております。

想いを「かたち」に

私たちの役目は、ご家族から託された想いを、
安心して手に取っていただける「かたち」にすること。

職人の手元作業

「生まれてきてくれてありがとう」の言葉と一緒に手渡しされ、箱を開けた瞬間、あの日の空気や笑顔がふっと蘇ってくる。

それまで家族が歩んできた時間が、一本の筆でひとつに結ばれる。
そんな赤ちゃん筆でありたいと願っています。

未来の君へ、愛の証を。

赤ちゃん筆が本当の意味で輝き出すのは、
きっと何年も先のある日。
「生まれてきてくれてありがとう」の言葉と一緒に手渡されたとき、
家族の時間は、一本の筆を通して永遠になることでしょう。

伝統技術が息づく筆工房

伝統が息づく工房へ

筆の里・川尻町で受け継がれる技術。
熟練の職人が一筆一筆に込める想いと、
丁寧な製作工程をご紹介します。

光文堂の品質へのこだわり

光文堂のこだわり

一生に一度の宝物だからこそ。
徹底した品質管理と、創業以来守り続けてきた
筆づくりへの信念があります。

赤ちゃん筆のお話

赤ちゃん筆のお話

筆に込められた意味や歴史など、
知っておきたい豆知識をご紹介。
赤ちゃん筆のことをもっと深く知るために。